視察や研修で日本各地を訪れますが、 お城のある街にはどこか独特な風土と落ち着いた空気を感じます。 朝の早い時間に城内に入ると、 地元の方が散歩をしたり落ち葉やごみを集めていたり、 広場につどってラジオ体操をしたりと、 その広い空間に溶け込むように時を過ごしている光景を目にします。 歴史と文化の違いと言ってしまえば簡単ですが、 過去から続く悠久の時、 連綿と培われてきた深く絶えない流れが その土地にどっしりとした重みをもたらしているのかも知れません。 そこに生れ住む人にとっても、 誇りとともに心の拠り所となっているのだと感じます。 さてわが街青森市にとっての、 心の拠り所は何処かと考えてみました。 この街の成り立ち、今の時代に続く物語は、 漁村として始まり、津軽藩の米の積出港となり、 北海道と本州をつなぐ航路の玄関口となって、 国内や海外からのクルーズ船の寄港地に至ります。 広く陸奥湾に開けた海、その向こうの世界へ繋がる海は、 皮肉にもいつしか時代の流れとともに 内陸に広がってしまった市街地からは遠くなり、 海の潮の香りは遠く市民には届かなくなりましたが、 陸奥湾で獲れるホタテやナマコは青森市の貴重な水産資源でもあり、 天然の養殖場としての海も、 雪深い青森ならではの八甲田のぶなや緑の森を通って ミネラルを含んだ水がそそぎこむことで、 その水質と栄養分が保たれていることを思うと、 広い海に抱かれた私たちの街が見えてきます。 さらに数年前から、青森港での様々な変化が見えて来ました。 今後、青森駅からワラッセにかけては砂浜と干潟の駅前ビーチとなり、 新中央埠頭は拡張されて11万トンを超える大型クルーズ船の入港が可能となります。 他に、災害時の防災港としての役割、 西は油川地区から東は浅虫地区まで海沿いの観光資源のネットワーク化など、 海から発展を遂げてきた青森市が、 今再び海へ向けてその役割を見直して整えていくこととなります。 「長音一発!」の汽笛を合図に、函館に向かう青函連絡が行き交っていた港は、 タグボートのエンジン音の聞こえない静かな海になりましたが、 毎日正午になるとその存在を示すように 八甲田丸の汽笛となって青森市内にこだましています。 私たちが暮らす青い森と青い海の青森市。 大きく懐に抱くようにそびえる八甲田の峰々はもちろん、 街を広い水面に映す様に静かにたたずむ海も、 私たちの誇り、心の拠り所です。 (しんまちニュース掲載コラムより) |
おはようございます 今年は夏が早いと思っていましたら、この数日、肌寒い日が続きます。 クールビズも重なり、気持ちと体感のずれ、お体には気をつけてください。 青森市議会第二回定例会が昨日開会しました。 初日から、議長辞職の採決が行われましたが、否決。 本人の意に反した意図的な“たらい回し”には賛成するわけにはいきません。 議会の外にはわかりづらい経緯と内容で、申しわけなく思います。 今週金曜日から一般質問が始まります。 質疑者は22名。議長・副議長を除き11名が“お休み”。 私の登壇は四日目、6月15日(木)の三番目です。 質疑開始は昼過ぎ1時頃になると思います。 質疑項目は、以下の5点 1.観光施策について 新中央埠頭改良工事の進捗と駅前ビーチについて 2.青森駅周辺整備について 整備の進捗と西口の整備について 3.地域経済分析システムについて 経済産業省と内閣府地方創生推進事務局が提供している 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)について 4.グローバルGAP取得について 2020年オリンピック、国際市場で重要な農業生産工程管理について 5.子どもの居場所・学習支援について 特に学習支援事業への福祉と教育の協力への提言 ただ今、議案含めて鋭意調査中です。 恒例の東岳ゼロテッペンが、雨天のため延期になりました。 八甲田山も含め、山のテッペンから眺める青森市は見事です。愛おしくなります。 海があって山がある。より楽しいまちに! |
Author:クドケン
名前:工藤 健(くどう けん)
年齢:58歳
誕生日:昭和32年2月20日
職業:青森市議会議員
メールアドレス:kudoken@wit.ocn.ne.jp
個人サイト:http://www.aomori-style.net/
青森市生まれ
青森市立千刈小学校、青森市立西中学校、青森県立青森高校、
神奈川大学経済学部卒
NPO法人ジュニアグローバルトレーニングスクール顧問
市議会:文教経済常任委員会委員、まちづくり特別委員会、農業委員、青森市病院事業運営審議員
趣味:本が好きで30年間書店に勤務。国際交流やPTA、まちづくり活動など。他に、歩くことと、合気道(弐段)。