すぐそこにある危機は、大きすぎて輪郭がとらえられないのかも知れません。 「人が少なくなる」ことと「働く人ひとりが、お年寄りか子どもひとりを支える」ということ 「子どもを産んで育てる女性が半分以下になる」ということが、 二十数年後の青森市、つまりひと世代の後に同時にやって来ます。 かつての団塊の世代は現在65歳を越えようとしています。 その子ども達、団塊世代ジュニアも40歳を過ぎようとしています。 人口の多い世代がリタイアし、その次の人口の波も新たに子どもを産む世代ではなくなります。 その後の世代が支えなければならない社会。 結婚をして、子どもを産み、子育てをして、大人になるまでの教育をする。 その一連の社会的に欠かせない過程が今大きな危機に直面しています。 現在の社会福祉は、主に現役世代が高齢者を支える方式ですが、 どう考えても、このままでは、このしくみが破たんするのは避けられません。 そのためにはどのような事をしなくてはいけないのか。 そのひとつ。 若い皆さんが、出逢い、結婚をし、子どもを産み、社会へ出るまで育てあげる。 その一連の切れ目のない支援が少子化対策でなければなりません。 そのために、社会が、私たち全ての世代が、その過程に目を向けて、 温かい支援を続けることが必要です。 行政はそのためのしくみを作る責任があります。 高齢者の皆さんには、生まれ育ってきた青森市の近い未来の危機を理解していただいて、 お母さん、お父さんには、子ども達の迎えるこれからの社会のために。 また、これから結婚をして、子どもを産んで育てようとする若い方には、 ご自身の未来として、ぜひ考えていきましょう。 私たちの次の世代の子ども達へ。希望の詰まった贈り物を手渡すために。 ※しんまちニュースに掲載した文章です。 |
先週の話ですが、 「学校課題解決のための小中連携推進事業公開発表会(長いですね)」 東中3年生社会科の授業「青森市の雪対策」へ ゲストティーチャーとして参加しました。 青森市の除雪の状況と財政の限界のお話しをして、 地域としてできること、市民としてできることを考えてもらいましたが、 生徒にも、雪国に暮らすひとりとしての当事者意識をもってもらうことが狙いでした。 最後の研究協議まで参加傍聴させていただきましたが、 先生方にとって、小中の連携は言葉以上に様々な現場の課題があるようです。 キャリア教育には、子ども達への働きかけが必要です。 取り組みの現状が分かり、とても勉強になりました。 |
Author:クドケン
名前:工藤 健(くどう けん)
年齢:58歳
誕生日:昭和32年2月20日
職業:青森市議会議員
メールアドレス:kudoken@wit.ocn.ne.jp
個人サイト:http://www.aomori-style.net/
青森市生まれ
青森市立千刈小学校、青森市立西中学校、青森県立青森高校、
神奈川大学経済学部卒
NPO法人ジュニアグローバルトレーニングスクール顧問
市議会:文教経済常任委員会委員、まちづくり特別委員会、農業委員、青森市病院事業運営審議員
趣味:本が好きで30年間書店に勤務。国際交流やPTA、まちづくり活動など。他に、歩くことと、合気道(弐段)。